プロフィール

Kushioak

Author:Kushioak
読み:クシオーク

連絡先:kushioak★gmail.com
(★を@に変更してください)
(ダイレクトメールの類はお断り。サイト内のコメント等投稿者のものも同様。)

【Wiki等紹介ページ】
1:The iDOL M@STER ニコニコ動画まとめWiki 個別ページ

2:ニコニコ大百科 "KushioakP"

3:im@s架空戦記シリーズ紹介wiki STG系まとめページ

4:Twitterアカウント

【作業環境】
Adobe Premier Elements 4
Adobe Premier Pro CS4
Adobe Photoshop Elements 6
aviutil+プラグイン色々
nukIM@S-2
Banboo Comic(ペンタブ)
Canon EOS20D

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

FC2カウンター

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 TVアニメ「アイドルマスター」第20話。千早の過去がテーマの回がついにきました。
 第4話の時点で、当然あるだろうと思っていたわけですが、この回を待ち続けていましたし、期待以上のものが来てしまいましたのでとりあえず何か書こう、と。

 そんな訳で、ネタバレしかありません、という感じになりますので、未放送地域の方は、放送・配信を見た後に、またいらしていただけたら嬉しく思います。


 では、ここから本題です。



1)千早が歌う理由
 社長やプロデューサー、そして春香への事情説明という形で、弟の事とそれに対する千早の想いが語られます。
アニマス-20-002

 千早が歌う理由は、最初は弟の笑顔を見たかったからでした。しかし、弟を事故で亡くしてしまってからは「贖罪」へと変わってしまいました。
 自分のせいで弟を死なせてしまったと思いつめ、8歳の女の子が弟にしてあげられる事は歌う事だけ。弟の為に歌い続けなくてはと考えるのは、千早にとって自然なことだったのでしょう。

 そうやって抱えてきた千早の想いは、千早にとってそれ以外には考えられない弟との関係性であり、言い換えれば絆の形であり、春香やプロデューサーの言葉は、生半な事では千早の胸には響きません。
アニマス-20-001

 良いか悪いかという事とは全く別の事として、千早にとっての自分自身の有り様だったのですから、それが変化してしまう事も、失ってしまう事も、怖いのです。
 きっとそれは千早にとって、弟の事を忘れてしまう事と同義なんだと思います。


2)春香さんが千早と一緒にいる理由。
 正直、自分も少し疑問に思っていました。ですが、20話を見た後でこれまでの話しを見返してみると、いくつか春香さんの心境をうかがうことの出来る描写がありました。

 まず、第4話で千早が一人帰宅するのを見送るシーン。
アニマス-20-003

 この第4話と、20話での雑誌記事に対する皆の、「記事そのものが出鱈目」とはせず、「そういう事だったんだ」と、どこか受け入れている反応から察するに、深く事情は知らないまでも、765プロのみんなの間では、千早が「家庭のなんらかの事情で、一人暮らしをしている」というのは共通認識として持っていたと考えられます。

 それも第4話の時点で春香さんが、プロデューサーが知らない事を不思議に思う程だったので、アニメの開始時点よりも前からだったのでしょう。


 さて、そういう状況で、春香さんが千早の何を気遣っているのかが、11話の千早の家に泊まる事になった後のシーンに見る事が出来ます。

 夕食の買い物をするシーンで春香さんは、一人暮らしは寂しくないかと尋ね、自分には一人暮らしは無理だと言います。
アニマス-20-004

 春香さんが、第一話から何でずっと千早の傍に居てくれたのか。単なるファンサービスとしての「はるちは」くらいの物なのかなと、思っていました。しかしその理由は結局のところ、この春香さんが千早へと投げかけた質問が全てなんだと思います。

 響や貴音も一人暮らしですが、当人達が並々ならぬ覚悟の上で上京しているからなのか、それほど不安を感じさせません。
 しかし、千早は二人と異なり、確かに本人の意思で一人暮らしをしているとも言えるのでしょうけど、それでも環境がそうさせているという側面も強く、それ故に春香さんは心配してしまうのではないでしょうか。

 それは、確かに「おせっかい」なのかもしれないけれど、そうであればこそ、20話で千早が作った壁を越えて、気持を届けることができました。


3)千早の葛藤
 さて、千早が歌えなくなってしまったのはなぜなのでしょうか。それは、千早にとって「贖罪」だった「歌うという行為」に対して別の意味が生まれたからです。
 それは歌う事に対する「喜び」です。

 千早にとっては、事故以来「歌う事」は弟への贖罪でした。自分が弟の為に出来ることは歌う事だけと思いつめ、歌い続ける為の手段として765プロに所属しました。
 しかし、春香さん達と出会い、仕事が増え、自分の歌を聴いて喜ぶファンの反応を見て、アイドルの仕事が、歌う事が自分自身の事として楽しいと思えるようになって行きました。

 その変化の表れが、第15話で照れながらも「生っすか?」と言ったシーンであり、プロデューサーに「もうちょっと肩の力を抜いた方がいい」と言われた事に対して少し腹を立てたシーンではないかと。 
アニマス-20-005

 そうやって、自分なりに歌以外の仕事にも積極的になって、またEDでは春香・美希と一緒に片手肩膝を上げる振りがあるような曲を歌って、アイドルらしい方向への変化を見せていたのです。

 ですが、続く16話の冒頭で、千早は夢を見ます。それは弟の事故の夢で、きっとこれまでに何度も繰り返し見てきた夢。
 でも、この時までのしばらくの間は、この夢を見なかったのではないか、と思います。夢を見続けていたら、仕事を楽しむ事はできなかったでしょうから。

 しかしそれは千早にとって、弟の事を忘れるという事に等しくて、夢から覚めた千早が落ち込む様子を見せていたのは、どうして一時的にとはいえ忘れてしまったのかと、自責の念に駆られているからではないでしょうか。

 16話放送当時、このシーンが挿入された事に対して不満があった方も居たようですが、こうして考えると、このタイミング(15話の次)である必要性があったように思われます。


 これを契機に、千早の中に葛藤が生まれます。
   ・弟の為に歌を捧げる事。
   ・自分自身の為に歌を楽しむ事。

 この二つの気持がせめぎ合い、衝突した結果、歌う事それ自体を拒否してしまうようになった、というのが、千早が歌えなくなった事に対する私の解釈です。

 ただ、見方としてはもう一つあって、それは「実は主従が上記と逆」というもの。ですが、ここでは、20話で語られた千早の述懐に基づいて話を進めます。


4)千早の心を動かしたもの
 歌えなくなったのが、前項の葛藤の末であるとするならば、こう言えると思います。
  ・千早の本心は、楽しんで歌うことにある
  ・しかし、弟に対する罪の意識から、それは許されない事だと思っている(=声が出ない)

 第20話のテーマは、集約するとこの二点になると思います。
 この二つの思いに縛られて身動きが取れなくなってしまっている千早の心を動かしたのは、春香さんを始めとする皆の想いでした。

 「一緒に歌いたい」という想いと共に春香さんが届けてくれた、春香さん自身の手紙と、皆で用意した楽曲と、千早の母から託された弟のスケッチブック。
 それは、千早と共に在る人たちの「自分の心のままに歌って良いんだよ」というメッセージ。
 自分の手元に届けられた、自分を大切に思う人たちのやさしさを、慈しむように抱きしめる千早。
 そうやって皆が必死になって届けて、千早が大切に受け止めて、ステージにもう一度立つ事を決意します。
アニマス-20-006


 しかし、それでも千早の心を縛るものは根深くて声が出ない。
アニマス-20-008

 そんな千早を支えようと寄り添い、皆が紡ぐ詞は、


   ねぇ 今 見つめているよ 離れていても
   もう涙を拭って笑って
   一人じゃないどんな時だって、
   夢見ることは生きること
   悲しみを越える力


 彼女達からとも、弟からのメッセージとも思える内容でした。

 支えてくれる皆と、
アニマス-20-009

 歌う姿を喜んでくれた弟の笑顔に背中を押され、
アニマス-20-010

 千早は歌を愛する自分の本心を取り戻し、
アニマス-20-011

 高らかに歌い、皆の想いに応えます。
アニマス-20-012


   歩こう 果てない道
   歌おう 空を越えて
   想いが 届くように
   約束しよう 前を向くこと
   Thank you for smile


 弟を大切に想う事と、自分の夢を追いかけることは、決して相反するものではない。
 そう考えられるようになった千早なればこそ、歌う事の出来る詞ではないでしょうか。

 客席から手を振る、幼い自分と弟。
アニマス-20-013

 その二人に、嬉し涙を流しながらひとつ頷いて答える千早の笑顔は、何物にも変えがたいと心から思います。
アニマス-20-014


5)エンディングというか、エピローグ
 春香・やよいと手を繋ぎながら横断歩道を渡り、765プロへと向かう千早。
 その千早の向かいから、やはり手を繋いでわたり来る幼い頃の千早と弟。

 今また、手を繋ぐ相手を得ることが出来たこと。
アニマス-20-015

 事故の為に、離れ離れとなってしまった千早と弟の気持が、ようやくまた一つになった事。
アニマス-20-016

 そして、手を繋ぐ二人を見送り、現在進行形だった弟の事を、過去へと送ることが出来たこと。
アニマス-20-017

 そういう諸々の事柄が詰まった、良いエピローグでした。


 
6)最後に
 第4話を見たときからずっと待ち続けていた光景に、ようやくたどり着きました。
 あのとき、自分は一本の動画を上げて、千早にこんな言葉を贈りました。

   自分を信じて、
   仲間を信じたその先に、
   君の笑顔があらんことを。

 そうして願った祝福が、千早にもたらされた事を嬉しく思います。




 第1話から20話もの期間をかけて、千早がなぜ歌い、どうして歌い続けるのか。それをこんなにも丁寧に描いてくれた製作スタッフと、ミンゴスと繪里子さんを始めとする声優陣に、只々「ありがとう」を。

そして、こんな長い文章を読んでくださったあなたにも、感謝を。

 

テーマ : アイドルマスター - ジャンル : ゲーム

<< 【大きな声で】 アニマス・カーニバル!! 【とったゲロ~☆】 | ホーム | tune my love >>

コメント

コメントの投稿

URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。